無題

気分が落ち着かないのでガムを噛んだ
フルーティーな味が口いっぱいに広がり、なんとなく満たされた気になる
それが人口甘味料と香料で出来たまがい物であることは理解しながら・・・
それも長くは続かない、すぐに味が無くなってしまった
ひどく気分が悪くなりガムを路上に吐き出した
不覚にも自らそれを踏んでしまう
靴底にべったりこびり付き醜い糸を引いた
靴底に張り付いて取れないガムは路上のゴミを吸い集め黒いシミを作っていく・・・・


そんな夢を見ていた